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島本泰成「飾った努力」

OBOG並びに保護者、その他関係者の皆様、平素より同志社大学ラクロス部に温かいご支援ご声援誠にありがとうございます。


今年度ATリーダーを務めました4回生背番号11番の島本泰成です。


今まで見る側だった引退ブログも、もう書く側になると思うと4年間は一瞬だったなと感じさせられます。じゅんのう〇こを漏らしたっていうクソしょうもない武勇伝から始まった学生生活も振り返ってみると、今では何物にも代えがたいいい思い出です。みんなのブログが良すぎて何書くか真剣に迷いましたが、自分は4年間で感じたことを中心に書かせていただきます。


入部してから現在に至るまで「同志社って強いの?」。

この言葉を何度聞かれたことか。


親や親戚、学部の友達、地元の友達、いろんな人種の人から嫌というほど聞かれました。聞かれる度に自分は「関西では強いほう。」と見栄を張って答えてきました。そんな言葉とは裏腹に現在、自分たちは大阪公立大に負け、もう後がない状況です。いつから自分たちはこんなに弱くなったのか。


自分は入学したての頃、じゅんとさいごうと一緒に同立戦を見に行きました。当時の同志社は一部である立命館に圧勝し、自分も入部したら関西制覇を目指せるかもしれない。そう思って入部を決めました。

入部後も先輩方は関西の名だたる1部校を倒し、仮想リーグ優勝。自分も3年後にはこんな風になれるんだろなと甘い幻想を抱いていました。そんな先輩方を見てきたから「関西では強いほう」と自分をより大きく見せるために虚勢を張ってきたのかもしれません。


今考えると、結果が出ないのも当然でした。常に自分がしてきた努力は、先輩方の功績にすがり、他人の目をごまかす努力だったから。4回生。ATリーダー。関西ユース。U19。誰も気にしていない称号だけを気にして、本当に4回生?本当にATリーダー?そう思われたくないがために、常に無難なプレーを選択してきました。得意の右手しか使わなかったり、苦手なニアをマン振りしてごまかしたり、脚力に頼った1on1しかしてこなかったり。あげたらキリがありません。これが前の試合の決定率に繋がってると思うと、後悔しかないです。いつも自分が見つめてきたのは自分自身ではなく、他人の目に映る自分だったんだなあと改めて思います。だからこの4年間、全くと言っていいほど成長できませんでした。去年の入れ替え戦ではフルで出させてもらっておきながらサドン含めた8Qで1点しか取れず、29日の大阪公立大戦でも大事な場面でショットを外して、完敗を喫しました。1回生の頃の自分はこんなことを想像できたか。たぶんできなかったと思います。


でもこれが現実です。


去年の入れ替え戦、誰もてこずると思っていなかった。2部で負けると思っていなかった。こんなに点が取れないと思っていなかった。


すべて自分をより大きく見せようと飾っていたから。


これが僕の4年間のラクロス生活で感じたことです。

なので、後輩たちには変なレッテルに惑わされず自分に向き合った努力をしてほしいです。来年、再来年チームの核として引っ張って行くなかで、良いプレーして当たり前、ミスすれば標的の的、そういう見られ方をすると思う。でもそういう時こそちゃんと自分にベクトルを向けた努力をしてほしい。そう思っています。


また今までお世話になった監督、ふくたけさん、おぎよしさん、スタッフ、OBの方々、そして両親、今までありがとうございました。最後どういった形で引退するかは自分たちにもわかりません。ですが残りの試合、全力で戦い、一部昇格という形で恩返しできるように頑張りたいと思います。最後までよろしくお願いします。


最後に同期へ

13日リーグ最終戦、入れ替え戦か引退か。

もう何も飾るものはない。最後は3部出身のチームとしてどんな手を使ってでも勝とう。


まとまりのない拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。


#11 島本泰成

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