OBOG並びに父母の皆様、ラクロス関係者の皆様、日頃より弊部に対し温かいご支援をいただき誠に有難うございます。
1回生コーチの森川と申します。
長過ぎてボツにした文章があるのですが、いつかインスタのコーチアカウントにでも載っけようかなと思います、たぶん。
書き直したからといって、誤字脱字が完璧にないとは言い切れず、たぶん皆さんにとっては長文だと思います。ご了承下さい。
特に1回生へ。出来たらウィンターが終わってから読んで欲しいかな。同期にこの内容は別に1回生も読んでいいんちゃうと言われましたが。
まぁ任せます。
俺は2回生の冬に大きな怪我をした。
膝の前十字靭帯断裂。復帰には半年以上掛かると言われたときは、終わったと思った。
そのときは、Aに上がりたてで週末にはBリーグを控えていて、絶望するしかなかった。
「なんで俺がこんな目に遭わんとあかんねん」
復帰出来たのが3回生の7月。残り数ヶ月でAに上がらないとほぼコーチになることは決まっていた。だから覚悟して自主練もしたし、壁もいった。
けどいつまで経ってもAに上がれない。モチベは下がり自主練を嫌々やってたときもあったし、頻度も少なくなった。
そんなときほどお世話になったOBの人たちがたまたま来て声掛けてくれたり、ずっとリハビリを見てくれてた先輩や同期から励まされて、「あ、また頑張ろ」って思えた。
結局そのシーズン中に結果は出せず、コーチ決めのmtgが始まり、案の定自分への票は塩月(現Bコーチ)の次に多かった。覚悟はしてたものの、やはり匿名記の票を見たときは同期を恨んだ。
性格が熱い?しっかりしてる?
真面目だ?戦術理解が出来てる?
何やねんそれ、
とりあえず押し付けようとしてんのか、
俺がここまでやってきたこと見てなかったのかよ、
ふざけんな、同期のくせに、
って。
1回生へ。当時の俺はコーチになりたくなかった。ごめんな、これがウィンター終わってから読んで欲しかった理由。
ある日、既にOFコーチとして決まってた酒井から連絡が来た。
「一緒にやらん?森川とやりたいなって」
この酒井からの電話が1mmも嬉しくなかったと言えば嘘になる。けど俺がコーチになる為の背中を押されただけであり、余計なことを俺の耳に入れて欲しくなかった気持ちの方が強かった。
こんな感じで拒否し続けてはいたが、その後のmtgで少しだけ心変わりした。
その日は、今まで匿名でやってたものを誰が誰に票入れたかを明かして、直接理由を言う形式になった。
そこで俺に票を入れた人の中で、ある5人は印象に残っている。
5人中3人はよく自主練してたメンツ。本人たち曰く、お前なら任せられると。
特に「俺が1回生ならお前から学びたい」という言葉には涙腺が緩んだ。1回生の頃から一緒に自主練してきた人たちに言われたから、余計に。
残りの2人は去年からAチームに帯同していた2人。
「来年戦力として考えられるけど、それよりもコーチになって欲しい」
「一緒にやりたい、けど森川なのかなと思ってる」
正直、悪い気はしなかった。匿名のままmtgが進められれば、俺はずっとコーチを断り続けて他の人になすりつけていたかもしれない。
自分がラクロスに向き合ってきたところを近くで見てた人に言われたからこそ、受け入れられる部分もあった。
一方で、その日のmtg以前にその5人とは別の同期からのLINEで本当にコーチをやっていいのかという思いもあった。
彼もまた一緒に自主練をすることが多かった人物であり、俺への匿名記の票が多かったとき彼から「また車乗らせてよ(訳せば、一緒にまた自主練しに行こ)」というLINEが来た。
他にも先輩たちから
「選手としての4年目を楽しみにしてる
「リハビリ頑張ったし選手として、応援したい」
「頑張れよ、お前ならいける」
なんていう言葉も掛けてもらったことを思い出した。
俺なんかに、そう言ってくれる人たちもいる。その人たちを裏切るのではと思い、答えを出すのに時間がかかった。
自分の気持ちと周りの本音、コーチをやるかやらないか迷う理由は充分過ぎた。
でも選んだ答えは、「コーチ」だった。
理由は他の候補者の気持ちが変わらなそうだったのと、少しでもコーチがいいと思ったのなら勢いでいってしまった方がいいのかもしれないと思ったからだ。
勢いに任せて、というのは入部するときもそうだった。
帰宅部だった自分が勢いに任せて入部し、そして入部したことを後悔してないのならコーチになっても後悔しないのではないか、そう考えた。
何より、色んな人の自分に対する想いが聞けたから俺はコーチになった。
あの同期たちの言葉があったから、選手としてやってきた自分を自分自身で認めることが出来たようにも思える。
もちろん、この6人以外からの言葉も響いた。たぶん俺に票を入れたけど、面と向かって話すときには優しく、言葉を慎重に選んでくれてた人もいた。
当時のリーダーだった中村にコーチになることを伝えたら、勢いに任せ過ぎと言われた。けど、もうこの気持ちが切れて選手として4年目を迎えてもどっか引っ掛かりながら引退してたと思う。
色んな人に連絡を終えてから、自分で選んだはずだったのに泣いた。
「コーチよりも選手で」って言ってくれた人たちには、今でも申し訳ないと思っています。ただ、コーチになることを連絡したとき、「コーチになっても頑張れ」って言ってもらって、それが今どれだけ悩んでも踏ん張り続けられるモチベーションになっています。
こんなマイナス寄りからのスタートではあったが、1回生とはしっかり向き合ってきたつもりだ。
新歓の期間が近づき、自分と上回生チームに少しずつ距離感が出来た辺りから、本当に切り替えないといけないなと感じ始めて、インスタのコーチアカウントを作った。
ちなみにこれが初インスタ。
このインスタがどれほど1回生に影響力があったのかは分からない。新歓の時期に投稿してたやつを見た山田(4回生)や甲斐(4回生)から「1回生向けじゃなくて、俺らのモチベが上がってる」って言われて、投稿内容にどれほど悩まされたか。
でも、インスタをやってたくさんのラクロッサーと繋がれたことは、本当に良かった。
他大学のコーチやラクロスOBからイイねされるとモチベ上がったし、DMで練習試合の申し込みがきたりSNSのメリットを実感。
コーチになると決まったときのモチベでは考えられないくらい、今ではやる気がある。
自分が教えたことをしっかり実践して、上手くいったときは選手と同じくらいラクロスを楽しかったり、サマーで勝ったときの達成感も選手では味わえないから。
もちろん選手になってたらなって思うことは今でもある。
リーグ最終戦、4Q終わってみんなが喜んでいるなか、俺は100%喜べたかどうかで言えば微妙。
チームが勝てたことに嬉しさはあったけど、これが選手やったらなって。
だから、本当に最後の最後、どう思えるのかはウィンターの結果次第。
これまでのラクロスと向き合ってた時間が無駄ではなかったことの証明をしたいし、最後くらい笑顔で終わらせたい。
今までと一緒、目の前のこと・出来ることをただやるだけ。山あり谷多めの4年間にふさわしい最後で締めくくれるように。
それが選手を諦めた自分への自分自身が出来る弔いだと考える。
最後に、(こっから長いです)
両親へ。
お金の面に関して感謝しています。1回生の夏までしかバイトせず、それでも不自由なく生活させていただき、ありがとうございました。
高校は帰宅部ってこともあって入部することを伝えたとき表情は曇って反応も悪かったですが、最終的には応援していただきありがとうございました。
ただ、プレーしている姿を見せられず申し訳なかったです。
HC.福田さんへ。
コーチとしての所作やアドバイスをしていただきありがとうございました。
今の1回生たちが来年以降お世話になります。人数が少ないこともあって回生内の競争意識が欠けてますが、チームを関西1にしたいという人は多いです。
よろしくお願いします。
OB.OGのみなさんへ。
たくさん感謝しています。
自主練、怪我、リハビリ、就活、授業で単位落とし過ぎてヤバくなったとき、本当に色んな面でお世話になりました。
(※小栗さんへ。卒業出来ます、単位取れました。やはり川嶋先生は偉大な先生です。)
選手としてなかなか結果が出せない自分を、そしてコーチになってからの自分を応援していただき、ありがとうございました。
あのとき、こいつを応援して良かったと思えるように最後までチームに貢献します。
2.3回生へ。
怪我だけは気をつけて。
俺みたいに半年以上復帰出来ず選手としての時間を奪われたくなかったらしっかり自己管理するように。休む勇気も必要。
同じ怪我をした松江(3回生)には、なるべくサポートしてきました。なので松江はこれから怪我人の面倒見る義務があります、みんな松江にどんどん甘えて、奢ってもらいましょう。
TRも協力して欲しい。選手が口ごたえして早く復帰しようとするやろうけど、それは選手のエゴでしかなくて再度怪我して迷惑かかるのはチームやから。
MGは怪我とかに直接関わらんと思うけど、気にかけたり喋りかけてあげて下さい。怪我人は孤独なので、人と喋ると1番気が紛れます。
1回生へ。
サマーで結果出してくれたことに、教えがいも感じた。DFメンツ、しんどいポジ別が多かったし不満もあったと思う。
スタッフもバイトとかルールの部分について謝ることが多いです、申し訳なかった。
コーチアカウントの投稿で、俺がコーチとして当たりなのかハズレなのかはウィンター終わってから分かると書きましたが、入部してからすぐにこの代の選手もスタッフも当たりだと直感しました。
入部してくれてありがとう。
この当たりの代でウィンター優勝しよ。
同期のみなさんへ。
とりあえずウィンターまでの練習も来て下さい。何人かめんどいって言いそうやけど。
そういった人たちも含めて、ほとんどが出会うことのなかった人たちでしたが、この部で出会えて良かったです。自主練誘ってくれたり逆に付き合ってくれたり、スタッフもここまで色々とチームのために支えてくれて、とにかくありがとう。
辞める辞めない、誰もが考えたことあるし、俺もその1人。不祥事のときも怪我のときも声掛けてくれたのは、みんな。
良い人ばっかです。
この4年間には、高校では得られなかった充実感がありました。本当に感謝しています。
入れ替え戦、勝てるよ。みんななら。
最後まで楽しんで。
俺も精一杯、コーチボックスからサポートします。
これにて引退ブログを終わります。
長く拙い文章でしたが、我慢強く読んでいただきありがとうございました。
森川凌輔
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