OBOGの皆様、保護者の皆様、並びに関係者の皆様、平素より同志社大学男子ラクロス部をご支援いただき、誠にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
今年度トレーナーリーダーを務めました、4回生の日野珠来と申します。
ブログを読むのは好きですが、文章を書くのは苦手です。拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
みんなのブログを読み、それぞれの想いが綴られているなぁっと感心し、また寂しくなってきています。自分自身は何を書こうか。4年間を振り返りながら、トレーナーとしての気持ちを綴っていこうと思います。
4時20分起き、5時22分の始発に乗る生活。おかげで授業に出ても、終わっていることさえ気づかないくらい爆睡。単位は落とす。頻繁に起こる片頭痛の発作。そんな生活にもようやく慣れ、朝食ラインも隙間時間にできるようになった頃、活動停止。また、コロナ禍による活動自粛。何人も辞めていく同期、それを止める日々。自分自身も辞めようかと悩む時間。4年間の部活生活といっても、半分くらいしか活動することができなかったかもしれません。
活動再開した頃の自分のブログを読んでみると、同期主体のBリーグの試合前、遠足の前日のように楽しみにしている自分がいました。そんな気持ちあったんやなあ。試合ができることは本当に貴重でした。
下回生の頃は責任という重みもなく、先輩たちのおかげで楽しかったのだと今は気づかされています。そして、かほさんやせりなさんには卒業してからも何か迷った時に相談させてもらっています。ありがとうございます。
果たして、私たちはそのような環境を作ることができたのだろうか。あと僅かしかないけど、後輩にとっても居心地が良い環境であるよう努めたい思います。
「スタッフって引退した時に残るものあるん?」「トレーナーが学べることってないん?」という言葉は何度も言われました。「スタッフに何ができるんやろ」と思って、スポーツ医学検定の資格を取ってみたけど、いざという時に活かすことができていないなと思ったり。トレーナー勉強会を開いてみても、あんまり身についていないなと思ったり。広報班のSNS班をさせてもらっているので、毎年他大学の引退ブログを見る機会が沢山ありました。特にスタッフさんのブログは読んでいました。「なんのためにスタッフやってんの?」「審判中怒鳴られた」「学生トレーナーは信用できない」「スタッフの存在意義とは」という文章を数多く目にしてきました。自分だけではないし、同志社だけではない、と安心しました。そして何も解決してないのに、元気になって部活に向かっていました。
結局この問いの答えは何だろう。当時言われたことばで、腹が立つこともあったけど、考える機会をもつことができました。与えられたことを何も考えずにやるだけではなく、みんなの意見を聞く大切さも学びました。選手のように結果が数字で出るものではないので、余計に人の評価が気になっていた時期がありました。しかし、試行錯誤しながら、自分自身が納得できるよう、行動できれば良いのかなぁと思います。自分の選択を正解にするには、結局自分自身でしかない、今はそう思います。
振り返りながら、沢山のこともさせてもらったと気付かされました。部の一眼レフとパソコンを購入して広報に力を入れてみたり、TikTokを始めたり、アップの時に音楽を流してみたり、ラグビー部みたいに疲労回復の冷水プールを設置したいと言ってみたり。(これは却下されました)
やりたいことをさせてもらえる環境だったことに、今とても感謝しています。
最後に、
肥田監督、ふくたけさん
今シーズンに入ると同時に契約書と向き合う毎日。正直私の頭では一杯一杯でした。でも貴重な経験をさせていただきました、勉強になりました。
また、大変な時期にチームを支えてくださって本当にありがとうございました。
2回生のスタッフへ
2年間も責任のある仕事を任せてしまうことになってしまいます。みんなの仲の良さと明るさでやり遂げられると思っています。いろんなことにも挑戦して、自分たちのカラーを作っていってください。
1回生のスタッフへ
悩んでいる、迷っているなどの話を聞きます。自分の居場所ややりがいが見つかればいいなと思います。一年一年見る景色や考え方が変わってくるし、それは4年間で楽しかったことの一つだから、焦らずじっくり考えてみてください。
同期の選手へ
この時期だけにこの時期だからこそ、怪我には十分気をつけてください。無理せず、焦らずに。最後は全員で試合に出ることができますように。
おととゆうかへ
おとがこの間ふいに、「最後まで一緒にできてよかった」と言ってくれたけど、この言葉に尽きます。
おとのたまに出る私以上の天然発言に笑わせてもらいました。ゆうかのたまに出る毒舌に笑わせてもらいました。
おと、ゆうか本当にありがとう。
父へ
家で文句を言ったり相談したりしたら、決して私の味方になってくれず、「選手を中心に考えろ」と何度も叱られました。今考えると、ひとりよがりにならないようにだったのかなと思います。
母へ
4時20分起きの私に選手並みの朝ご飯を毎回用意してくれていました。10年間部活に全力で取り組める環境を作ってくれてありがとう。
試合のYouTube配信も毎回観てくれて、「女ラクにはないエキマンとクロスチェックおもしろいね」とよく言っていました。最近はストーリングまで知っていてびっくりしました。
辞めずに続けることができたのは2人のおかげです。ありがとう。
2週間前には、ほぼ書き上がっていたブログ。今からの部分はもう一度書き直しました。
大阪公立戦当日、母に「試合緊張しないの?」と聞かれました。「毎回、勝つと思ってるから緊張しない」と答えました。
スタッフなので、選手のような緊張がないのは申し訳ないですが、いつもどこかでみんななら勝ってくれるものだと信じていました。だから、最後まで続けることができたのだと思います。
シーズン始めに言ったように、全員が笑顔で終わりたい。勝って引退したいです。かっこよくみんなに引退して欲しいです。
実は、白峯神宮に必勝祈願に行ってきました。もうこんなことぐらいしかできないけど、最後まで勝つことだけを信じて、私もベンチに入ります。
「引退して残るものは何?」と聞かれたら、今は「一部昇格」と答えたい。
TR 日野珠来
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